「70年の歴史」と「老舗としての品質」を「今まで」も「これから」も変わらず引き継ぐ。
そんな「損得」の前に「善悪」を「お客様」「スタッフ」「お取引先」
あさくまに関わる全ての方を巻き込んで追求し続けます。
当社は、1962年3月、愛知県愛知郡日進町(現日進市)にステーキレストラン1号店となる「ドライバーズコーナー・キッチンあさくま」をオープンして以来、お客様に「お値打ちな商品、感じの良いサービス、楽しく快適な空間を楽しんでいただくこと」を理念としたステーキレストランの老舗として経営を続けております。その後、愛知県名古屋市内及び近郊を中心に、駐車場を完備したロードサイドに「ステーキのあさくま」の名称でレストランを出店し、業容を拡大してまいりました。
2019年6月27日現在、当社の店舗数は直営店61店舗及びFC加盟店6店舗の計67店舗、4業態を運営する連結子会社の株式会社あさくまサクセッションは直営店20店舗、当社グループ全体では計87店舗を展開しております。
ヒトの平均寿命を82歳とすると、ヒトは生涯62トンの食べ物を食べる、と言われております。あさくまが長い歴史の中でお客様から学んだ事は1つ。「おいしい食は体に良い食だ」ということです。
この原点はぶれず、私たちはステーキ専門店という位置づけを明確に、「いつも安心」で「いつも安全」な品質に裏打ちされたステーキとハンバーグを提供し、あさくまならではのお値打ちを「今まで」も「これから」も変わらず追求してまいります。
そのためには、「トレーサビリティー」だけでなく「サステナビリティー」まで責任を追及する環境づくりに努めてまいります。さらに、安全な「牛」作りの前に安全な「土」作りを、牧場と一体となって積極的に意見を交わし進めてまいります。
私たちが提案するキーワードは「泣かせるあさくま」です。全ての演出の原点には、この「泣かせるあさくま」があります。
現在、お子様を対象とした「グリル体験」を開催しております。これは、お子様が家族の為にステーキを焼き、キッチン体験をするものです。それと同時に、ステーキを焼いたお子様がお母さんに普段言えない感謝の言葉を言えるよう、お子様の背中をちょっと押すことが目的であります。
また、お子様だけでなく、「結婚記念日」や「還暦のお祝い」で、ご主人様から奥様に涙ながらの手紙を読んでもらうサプライズ演出も行っております。
そんな「心のふれあい」をお手伝いすることで、お客様の「想い出づくり」や「笑顔」を持って帰って頂くことが、喜びでもあります。当社グループでは、「食を通じて、コミュニティの場を提供する」という理念に則って、このような「コト体験」「参加型」で顧客満足を図っております。
また、あさくまの「行動指針」には「誇りある職場づくりを志す」ことを掲げております。
2016年2月、当社は「女性活躍パワーアップ大賞」(ワーキングウーマン・パワーアップ会議/公益財団法人 日本生産性本部主催)を受賞しておりますが、これは、「誇りある職場づくり」を志すなかで労務環境や仕事のやりがいを感じられる制度の充実に努めたことを評価いただいたものです。それらの取り組みの一つとして、あさくまでは、お客様とスタッフの境界線をなくし、カウンターレスで経営しましょうという考え(当社独自の造語として「カンタレス経営」と呼んでおります)のもと、お客様を店舗運営にどんどん巻き込む活動を実施しております。このように、「店長」と「スタッフ」そして「常連のお客様」が一体となって、1つ1つ問題点を改善して皆様から愛される「泣かせるあさくま」を作りながら、当社グループ従業員の「働く動機付け」につなげてまいります。
最後に、あさくまは、より多くのお客様に当社ブランドの商品とサービスを安心して楽しんでいただくため、事業の運営と発展に努め、社会の期待に応えてまいります。
株式会社あさくま 代表取締役 廣田 陽一